先日、十勝の浦幌町を訪問させていただきました。
浦幌町はここ↓
ゆるきゃらは地元中学生が考案した「ウラハ」と「ホロマ」です。
ゆるキャラの採用からも分かるように、住民の意識として
かなり「地元の子供たちを尊重」しています。
今後の町を担っていく若者に投資するという意識がかなり高いと感じました。
その意識が「うらほろスタイル」という取り組みに表れています。
◎「うらほろスタイル」とは
浦幌町の高校がなくなったのをきっかけに地域の大人たちがすべきこととは、この地域を次につなげるためにすべきことは何かと考えた結果、始まった取り組みだそうです。
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地域の愛着を育む事業
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子供の想い実現事業
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農村つながり体験事業
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若者のしごと創造事業
以上4つの事業を町の子供達と一緒に行いながら町への愛着を育み、子供達が将来も住み続けたい!と思えるまちづくりを進めていらっしゃいます。
特に私が驚いたのが、しごと創造事業です。
どこの地方でもそうですが、「Uターンや移住をしたくても安定した仕事がない」というのが根本の問題としてあると感じています。
その問題に対して、子供たちを巻き込みながら、子供たちの「夢」を仕事として実現していこう!という取り組みをされているということ、さらにそれを住民自治で応援しているということは大変すばらしい取り組みだと思いました。
現在、中学生の案をもとに、町花である「ハマナス」を利用した事業が始まっています。
今後、成長したハマナスの加工品開発や、「まちなか農園」としてさまざまな層のコミュニティの創出にも力を入れていくそうです。
まちなか農園ではまだ苗を植えたばかりですが今後”大きく”育っていくでしょう。
子供たちからしたら、自分の出した案が形になるのを見たらどんなに嬉しいでしょうか。
「子供」と「雇用」
ピンポイントで課題解決に取り組まれているなと感じました。
すでに述べましたが、
私は「安定した雇用がない」というのが地方の現状であり、根本的な問題だと思っています。
第一次産業などのパート雇用はとんでもなくたくさんあるのですが。。
安定した雇用があれば、Uターンする方、地方の”豊かさ”を求める方はたくさんいると思いますし、
そういった若い方がくれば、極端な話、町の課題は大方解決できます。
私は雇用を創りながら町の豊かさを知ってもらう、
「雇用対策」と「人材交流」の2つを同時並行して取り組んでいくことが効果があると思っています。
私たちは最近、様々な農業の課題解決に向けて任意団体を作りました↓
現状、農業は圧倒的な人手不足、後継者不足です。
現状あるパート雇用をいかに安定的にしていくかという取り組みは安定的な雇用創出に近道ですし面白いかもしれません。
私たちも浦幌町を参考にさせていただきながら、中長期目標で取り組んでいきたいと思います。
浦幌町の皆様、お世話になりました。
ありがとうございました!
荒木敬仁(Araki Takahito)
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