狩猟七つ道具のうち2つをいただいてしまいました。
一つが”かんじき”
雪に脚が沈んでいかないようにするための物です。
一昔までは木を煮て柔らかくして曲げて型に入れて作っていたそうですが、長持ちするため今は先輩から後輩へ受け継ぐものもあるそうです。
現在は金属製の物も流通していますが、やはり木製の方が圧倒的に軽く、修理もしやすく味があります。
そしてサビタの杖
厚沢部町近辺ではこの「サビタ(正式名称ノリウツギ)」の木を杖として使います。
(北海道でも他の地域では他種類の木を使うとか)
非常に丈夫な杖で適度なしなりと堅さがあり、長持ちします。
また、先が二股になっている物を持っている方が多く、ここに銃を添えて安定させて撃ちます。
この二股の杖はアイヌ文化由来という説もあり、東北ではどうなのか非常に興味があるところです。
サビタは山にたくさんありますがまっすぐな物やちょうど二股になっている枝はなかなかなく、自分の背丈にあったサビタの杖は”一生もん”と言われるほどです。
そんなサビタの杖が師匠の倉庫にあって、それが僕の背丈にぴったりでした(笑)
非常にうれしい!大事に使っていきます。
恩も受け継いでいきたい。
荒木敬仁(Araki Takahito)
こんにちは、荒木(@arakit08)です。
22歳の時に埼玉県から北海道 厚沢部(あっさぶ)町へ移住しました。
一人前のマタギになるべく修行中です。
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