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平取町にてアイヌの精神・文化を学べる「シケレぺ・キャンプ」が行われるということで参加してきました。
お願いして前乗りさせていただいていましたが
前夜では、
アイヌ、和人、カムイなどの単語が行き交い、
沖縄とアイヌ、世界の民族の共通点、
自然と不自然とは
宗教と思想の違いなどなど
聞いたことの無い話がでてました。
北海道で狩猟をする身として、特に狩猟の観点で「ロハス」って言葉では表せないアイヌの精神を感じれたらいいなぁと参加させていただきましたが、
垣間見える考え方(思想)の違いに驚きました。
アイヌの考えでは、3つの世界(人間界・神の世界・死人の世界)があり、神は人間界と行き来します。
神が人間界に現れるときは動物の毛皮をかぶり、良い行いをする者の前に現れるとされています。
なので目の前に鹿や熊が現れることは喜ばしいことであり、「ありがとう、また来てね」と言うそうです。
多くの方が、「なぜ殺すのか、かわいそう」という感覚を持ち、この「かわいそう」という感覚が特に炎上の火種だったりするのですが、その斜め上をいくような新しい感覚に新鮮さと驚きを感じました。 
第一回目の今回は一番身近とされる火の神について学びました。
山から木を切り、それを元に弓を作り、みんなで火をおこしました。(想像以上に大変でした)  
苦労したものだからこそ感謝する(神が宿る)のでしょうか。
カムイ(神)と呼ばれるものには、そんな環境に対する感謝と自然に生かされているという感覚を感じました。
これからシケレぺ・キャンプは回数を重ねるそうなので、参加しもっと深く知りたいなあと思います。
荒木敬仁(Araki Takahito)
こんにちは、荒木(@arakit08)です。
22歳の時に埼玉県から北海道 厚沢部(あっさぶ)町へ移住しました。
一人前のマタギになるべく修行中です。
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